最近縁の出来た「文京グリーンコート」、高層建築の少ないこのエリアにあっては23階建てというのは目立つ建物である。都営地下鉄千石駅が一番近いのだが、JR山手線駒込駅も遠くはない。午前中の会議を終わりさて帰ろうかと思ったら、知人の某教授から「昼でも・・・」と誘われた。
この人、長い付き合いなのだが、僕の仲間にしては珍しく「下戸」。酒飲みだけが集まってくる僕の周辺にあっては、ある意味貴重な人物である。そんな彼の楽しみは「大食」。接待相手が悲鳴を上げるくらい食べるとも伝えられる。うーん、ここで重いランチを食べてしまっては午後が辛いと逡巡していると、彼が「蕎麦でも軽く」という。彼もダイエット中らしい。
いろいろ話し合いたいことはあるので、グリーンコート敷地内の「そじ坊」に入った。昼時であるが、少し待つだけでテーブル席を用意してくれた。文京グリーンコートはいろいろな機関・企業が入っているが総じてハイテク系、勤務している人の年齢は比較的若い。そんな人たちがランチの真っ最中である。
おじさん2人は奥のテーブル席に納まって、ゆっくりメニューを見る。若い人たちは大体ランチセット、蕎麦と小どんぶりが人気のようだ。しかしこの重ね食い、若い頃はいいのだが中高年にとっては危険な食べ物である。2人とも選んだのはざるそば単品(660円)。ダイエット中はこれだ、と彼も言う。「大盛りにするかどうかは悩む」とも言ったが、今日は普通盛り。
餡をかけたお団子2コがついていますが、普通のざるそばである。これなら「小諸そばなら半値だよね」とは思うが、話し合いたいこともあるビジネスランチなのでまあ仕方がない。せっかくだからとじっくり味わったところ、歯ごたえ、香り、ツユの深みはまずまずでした。お財布に余裕があるときは、これもいいですね。