Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

中華三昧

 有名な「インスタントラーメン」の話ではない。そのラーメンには、昔大変お世話になった。塩味が好きで、モヤシ・ネギ・タマゴなど入れて朝食にしたものだが・・・今回はその話ではない。"Great Fire Wall" だけではないが、中国本土の「カベ」は高くなっているように思う。
 
 仕事でかつては通った北京や上海、深圳にも数年行っていない。代わりにというわけでもないが、最近台北好きになっている。その理由は、大変活気にあふれる街だということ。台北市の地下鉄は毎年1本新線が開業するようで、どんどん便利になっている。

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 第一、羽田から3時間ほどのフライトで行けるのがいい。松山空港は市の中心に近く、地下鉄に接続している。2駅も乗れば、繁華街につく。Booking.com によると、最近コンドミニアム型の宿泊施設が増えているらしい。この時は「タイペイ101」という、ランドマークの近くのコンドミニアムを予約していた。
 
 目的のひとつは、いろいろな中華料理を食べること。いろいろな街で、その土地のものを買ってきて料理をして食べるというスタイルが僕らの旅だが、中華料理に関しては外食も捨てがたい。そんなわけで、コンド近くの「北平都一処」というレストランに何度かお世話になった。事前情報では、北方料理ということだったが、観光客向けの色合いが強い。メニューは日本人も良く知っている料理が、南北の隔てなく並んでいる。

 

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 壁には、昔ブッシュ(父)大統領が来訪した時の写真が飾ってある。大統領在任中だったのかどうかはわからないが、大通りを挟んで「国父(蒋介石)記念館」もあるし、政治の中心地なので在職中に来たのかもしれない。
 
 さて料理のお供だが、白酒の類の(高アルコール濃度)蒸留酒は好まないので、飲むのは「青島ビール」と「紹興酒」となる。ただ台北なので、地元産のものになる。ビールの方はにたようなものだが、台湾の紹興酒の味はだいぶ違う。哺里という、銘水の湧くところで作られたものらしい。
 
 哺里産ながら「紹興酒」と銘打っているのは、本土から台湾に渡った人たちが、故郷を懐かしんで近い製法で作ったからだろう。しかし水やコメが違うと、蒸留酒ではないので同じ味にはならない。まあ、どちらがうまいかは好みの差だろう。結局3晩通い、気になったものは全部味わうことができました。 
 
<初出:2016.8>