Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

アナゴの時代来たる

 名古屋にはユニークな食べ物がたくさんある。味噌カツ、味噌おでん、味噌煮込みうどん・・・と味噌ばかりのようだが、その他にも手羽先の唐揚げなどというものが人気だ。ところで、全国的にというか台湾などでも不漁だそうだから全世界的に、ウナギの稚魚がとれないという。

 
 
 名古屋名物「ひつまぶし」が食べられなくなる危機が、迫っているようだ。浜名湖などはウナギの養殖で有名だが、これも鹿児島など黒潮地域で採れる大量の稚魚があってのこと。本当の天然ウナギなど、まずお目にかかれないが養殖すらままならないかもしれない。
 
 以前からウナギの高騰は続いていて、僕の住んでいる街でも近くのウナギ専門店は閉めてしまったし、駅近くのもう一軒は一般的な魚料理店と化している。子供のころ、親父が行きつけの魚屋で買ってくるウナギのかば焼きは、当家の夏の風物詩だった。大学生から社会人になっても、夏休みに実家に帰ると親父がウナギを出してくれて、2人で酒をのんだものだ。

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 改めて考えてみると、泥臭いウナギは濃いめのタレをつけて焼くかば焼きにしないとたべられないのかもしれない。(白焼きがあることは知っています) それならどんな食材でも、同じような味になるのではないか。現にイワシのかば焼きの缶詰もあり、酒の肴としては結構いける。
 
 もっと似たものとして、アナゴなどどうだろう。僕は寿司屋に行ったら、締めにアナゴを頼むほどのアナゴ好き。本シシャモの漁獲は非常に少ないので、似たカラフトシシャモを「シシャモ」と称してスーパーで売ったり飲食店で出すのと同じで、何かが採れなくなったら代替えを探せばいいのでは?僕は、アナゴがおすすめです。
 
<初出:2018.2>