Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

「なか卯」の夜定食

 「なか卯」に最初に入ったのは20年ほど前、こだわり卵という赤身の濃い玉子が売り物で、これを使ったかつ丼が美味しかったと記憶している。牛丼戦争でも、いち早く「和風牛丼」という牛肉の量を減らし、その分こんにゃくなどすき焼きに通常入る具を入れたものを発売、ウシ肉だけの競争を避けるなどの工夫が見られた。


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 その後、職場に近いこともあって昼食を食べることが増え、暑い時期には「ざるうどん」などもいいと思った。まれに朝食を食べたこともある。しかし、夜定食というものが提供されるようになっても、それを食べる機会は無かった。唐揚げや生姜焼きなどの定食で、おおむね700~800円くらい。夕方17時からの提供なので、こんなものはあるなとは認識しながら前を素通りしていた。
 
 ある日出張先で夕方になり、この日は禁酒日の予定なので夕食をどうするか迷った。駅に向かって歩いているうちに、なか卯の赤い看板が見えてきた。ちょうどいいので今夜は(実はまだ明るいのだが)初めて夜定食とやらを試してみよう。
 
 この店は食券方式、定食の欄を見て少し迷った。唐揚げは昼食のオプションで時々食べているが、さほど美味しいと思わない。生姜焼きは・・・豚キムチは・・・と見ていって、やはりなか卯の原点「かつ丼」にちなんで「かつ煮定食」(690円)にした。
 
 左上から、味噌汁は合わせみそでオクラが浮いているのが夏らしい。コーンが乗ったコールスローはその隣の青じそドレッシングをかけて食べる。中央はきゅうりの浅漬け、半割りが3個。かつ煮は・・・ほぼかつ丼のそれと同じである。
 
 結論としては、一番おいしかったのは味噌汁。期待のかつ煮は、卵とタマネギに火が通り過ぎていて辛いだけだった。うーん、これでは禁酒日のディナーに加えるわけにはいかないね。お値段は安いのですが、日高屋餃子の王将クラスには勝てませんよ。
 
<初出:2018.7>