Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ワンコインランチ(函館朝市・二番館)

 元祖「三色丼」で有名になった「きくよ食堂」の発祥地は、函館駅南の朝市。今ではベイエリアにも支店が出ているが、本店の方は朝市の名の通り早朝に始まり14時には閉めてしまう。この食堂だけではなく、朝市での飲食は昼過ぎまでが普通らしい。


    f:id:nicky-akira:20190512114435p:plain

 駅に近い側に、飲食店の集合ビル「どんぶり横丁」ができていて、市場の迷路に迷い込まなくても海鮮丼が食べられるようになったのは10年ほど前だったろうか?焼き魚、煮魚、ジンギスカン等の焼肉、有名な塩ラーメンにどんぶりものを加えてなんでも食べられるのだが、大体1,500円くらいはかかる。
 
 そんな中で今回はワンコインランチを食べようと思う。朝市の中でも古い建物である「二番館」の2階に、安いどんぶりや定食を食べさせてくれるところがある。その名も「二番館」といい、いまでは大半の客は観光客だが、元は朝市で働く人たちのための食堂だったのかもしれない。簡素な造りで、省力化しているのかお茶も何もセルフサービス。注文もさっと聞いてさっと運んでくるだけとそっけない。

    f:id:nicky-akira:20190512114512p:plain

 それでも小振りとはいえ、5~6種類のどんぶりセット(味噌汁と漬物付き)が税込み500円である。選んだのは一番豪華に見える「五目丼」。ホタテ、サーモン、マグロ、タマゴ焼きが一切れづつ。サケフレーク、かにほぐし身に加えて、ボタン海老が尾頭付き、さらにトビッコが振りかけてある。これ内地で、東京で食べたら1,000円級だよねと思いながらゆっくり味わった。もちろん新鮮ですし、旅先ゆえか一層美味しく感じます。これぞ、究極のワンコインランチですね。
 
<初出:2018.9>