暑い夏だったし、災害も多かった。北海道も多雨に悩まされたという。それでも、今年も避暑にやってきたのは函館である。首都圏は猛暑、台風の影響もあるけれど暑いには違いがない。毎年お盆明けを中心に4泊くらい函館に来るのがぼくら夫婦の定番になってきている。
それで今回函館に着いた日は、大雨。低気圧が津軽海峡上空に居て、青い日系航空会社のフライトでは羽田空港を出てからあまりシートベルトサインが消えている時間がない。飲み物のサービスももらえなかったが、ほとんど遅れなく函館空港には着いた。青い日系航空会社は、主力機B-787のエンジン問題で機体の運用に苦労していて、欠航も相次いでいる。このフライトも機種変更になって満席だったから、乗ることができて、まともに着いただけ幸運だったのかもしれない。
空港シャトルバスで函館駅まで、そこでタクシーに乗り換えたが雨は酷くなる一方である。定宿「ガーデンハウスCHACHA」にチェックインするまでに、ずいぶん濡れてしまった。それでも慣れた部屋に入って、自分たちなりに荷物を解いて服などを整理しレイアウトを変えていると徐々に「函館に来たぞ」という思いが高まってきた。
この宿はサービスがエクセレントというわけではなくお値段もそれに見合うものなのだが、何といってもそのビューが素晴らしい。左下にハリストス正教会、右手に聖ヨハネ教会を見下ろし、函館湾/港を一望できるだけでなく、遠く湯の川温泉街や函館空港も望むことができる。