Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

中国に見習うべきこと

 地上配備型のイージス・システム「イージス・アショア」関連で防衛省が予算増額を要求しているという。かの国のミサイルは確かに脅威なので、無理もないところだが予算措置ならもっとしてほしいことがあるのになぁ、と思っていたらさすがに国境を隣接した国だけのことはある。かの国からの難民うけいれのための施設を建設し始めたとの報道があった。

 
 
 僕はかの国で内乱などが起こっても、中国は国境を巡回する船と河岸・沿岸に並べた機関銃による封鎖をするだけだと思っている。外国メディアは「危険です」といって寄せ付けなければいい。心配なのは中国国内にいる半島系の人たちによる蜂起だが、そのために中国人民軍がいるわけで大きな脅威にはなるまい。奇襲があるとしたら、国境付近の模様を写した動画が何らかの手段で中国外から公開されること。(国内インターネットは十分監視できているから即削除!)

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 これも国際指名手配されるくらい有名な人民解放軍サイバー部隊の能力を持ってすれば、被害を最小におさめられるかもしれない。皮肉だが。一方、日本の対応には不安が残る。ただの無謀密漁にきてコソ泥した連中を捕まえて工作船ではないかと危惧しているようでは、事態がエスカレートした場合にどんなことになるか思いやられる。海上保安庁は予算も限られているし、重武装しているわけでもない。海上自衛隊との連携は「できている」と言うが、伝統的に情報交換が少ないことはよく知られている。武装難民がわらわらと押しかけたら、対応できるのだろうか?
 
 さらに非武装難民となれば、追い払うこともできない。どうしてもしかるべき「保護施設」が必要になる。オリンピックや震災復興で、人もコンクリートも建設資源は払底しているわけだし。補正予算つけるなら、現実的にこういうところからではないでしょうか?
 
<初出:2017.12>