Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ペルル・ド・ロズリン

 ハノーファーから帰る日、チェックアウトは12時だったので比較的早くハノーファー空港に着いた。往路はタクシーで30分弱、45ユーロかかったのだが、復路は公共交通機関を乗り継いでゆっくり来ても約90分、料金は4.4ユーロだった。ハノーファー中央駅からは空港行きの列車が30分に1本出る。乗ってしまえば所要20分弱で空港の地下駅に着く。

 
 発着便の掲示を見ると、乗る予定のミュンヘン行きの前のミュンヘン便にも乗れる時間である。窓口で替えてくれるかと頼んだが、70ユーロ必要ですと言われてあきらめた。ラウンジでビールを2杯飲んで、ゆっくり17時過ぎのフライトを待った。定刻発で定刻着、ミュンヘンで2時間ほど待ってようやく21時過ぎの羽田行きに乗り込むことができた。シートに収まればもう帰国したような気分になれるのは、日系航空会社の有難いところである。
 
 離陸してメニューが配られ、その中に1本のワインを見つけた。珍しくロゼワインで、「ペルル・ド・ロズリン」と書いてある。プロヴァンス地方のものだとある。飲み物はこれに決めて、それから食事を選んだ。やっぱり和食じゃないよね、帰国便の和食は質が落ちると言うし。洋食のメインディッシュは肉でも魚でもいいのだが、疲れている胃の負担を考えて魚にした。見ると、「海の幸のプロヴァンス風」とある。帰りのフライトは、プロヴァンス気分で行こうということだ。
  

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 前菜のスモークチキンとサーモンのグリルもロゼワインによく合ったのだが、やはりメインの魚介やリゾットは別格。アメリケーヌと思しきソースも良い香り/味わいで、プロヴァンスのワインを3杯飲んだ。十分酔ったので、早々に眠ることにしましょう。起きてしばらくすれば羽田空港ですから。

 

<初出:2018.6>