寒風吹きすさぶワシントンDC、午前中の会合がなんとか終わり、現地の人たちと昼食をとろうということになった。連れて行ってもらったのは、Kストリートにあるステーキハウス「The Prime Rib」。文字通りリブアイステーキが売り物のようだ。人気店だが昼時を少し過ぎていたせいか、何とか入ることができた。
入って右手にクロークがあり、コートを預ける。左手にはバーカウンターがあって、真昼間だがビールやカクテルを飲んでいる人たちも多い。テーブルに案内される途中ピアノの生演奏の側を通り抜けた。これはなかなかの高級店、午後も会合があってお酒を飲めないのが情けなくなるくらいだ。
メニューは前菜から主菜、付け合わせ、セットメニュー、デザートといずれも豊富な品揃え。なんとクラブケーキが前菜に入っている。主力は当然ステーキなのだが、サーモンやシュリンプも美味しいという。ここでお腹いっぱいになってしまっては、夜のお酒がまずくなる。迷った末、ステーキはあきらめてチーズバーガーを頼むことにした。
昨年ニューヨークでハンバーガーをディナーに食べた経験があるので、マクドナルド風にパンで肉を挟んだ状態でなく、開いた形で来ることや焼き加減を聞かれることは分かっていた。今回はミディアムにしてもらい、2つ選ぶことができる付け合わせはアスパラガスとフレンチフライにした。
画像の右上がグリルしたアスパラガス、塩味が効いて食感もいい。左上がフレンチフライ、細切りにしてあって食べやすいが量は半端ではない。手前がチーズバーガー本体。開いたパン(バンズ)の上に、左手はレタスを敷いて、タマネギとトマトの輪切りを乗せキュウリのピクルスをあしらっている。右手はハンバーグ(ミディアムである)の上に、チーズとカリカリに焼いたベーコンが2枚たすき掛けのようにのっかっている。
これだけの量だと、バンズで挟んでかじるのは難しい。パーツをナイフ・フォークで切り分けながら少しづつ食べた。ハンバーグは赤身肉のようで、ベーコンやチーズの脂肪分を混ぜると美味しさが引き立つ。時々ケチャップを付けて味の変化を楽しんだ。お値段$24は高くないと思う。
間違いなく、美味しいステーキハウスだと思います。メニューを見る限りでは、無茶苦茶高いわけではありません。余裕があるときに、ディナーで来たいですね。
<初出:2018.2>