Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

グロリア・レジデンス

 今年も押し詰まってきた。昨年末、ほんの思い付きで「Best Hotel of the Year」を選ぶことにして、昨年の大賞はフランクフルトの「アディナ・アパートメント」に贈ったのだが、今年もそろそろその選定作業に入らなくてはいけない。11月に1年半ぶりにお世話になった「アディナ・アパートメント」は確かに素晴らしくて、2連覇かなとも思った。

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 しかし、それではあまりにも芸がない。いいアパートメントを見つければまた行きたくなるのは当然、そこを我慢して新しいアパートメントをその都市では探すべきだ。嫌でもそのうちにチャレンジの気持ちが寄る年波で萎えてきて、「またあそこ行こう」に堕してしまう時期は来るのだから。
 
 そういう意味では、3月に行った台北の「グロリア・レジデンス」は挑戦の結果勝ち取った物件である。台北そのものは物価も安く、食べ物も美味しく大好きなのだが、何度か行ってみて納得できるアパートメントに巡り会えていないところだった。それが旧プリンスホテル系の「グロリア」が通常のホテルのほかアパートメントもやっているということで、予約してみたのが今年の「挑戦」。
 
 カタログ仕様では洗濯機までもあるし、写真を見る限りキッチンの使い勝手もよさそうだ。位置的にも、馴染みの市場や百貨店など食品やお土産のサプライには便利な所である。ただどの地下鉄の駅からも10分近く歩くので、空港の往復はタクシーを使うことになろう。まあ、ここのタクシーはすごく安い。

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 空港からのタクシーは、僕らを同じグロリアでもホテルの方に連れて行った。フロントで聞くととなりの建物だという。部屋に案内されて、広いし綺麗で嬉しくなった。ハウスキーピングは5人でやってきて徹底した清掃をしていくし、なにより呑んだビールなどを無料で補充していってくれるのに驚いた。ケチなことを言っているようだが、飲料を買って帰ってくるのはお値段以上に重いのでその分助かるのだ。
 
 台北松山空港台北駅の中間という繁華街にあって、エクスカーションも気楽にできるアパートメントである。ここなら、大好きな街台北に通って気持ちよく暮らせる。そんなわけで、今年の大賞は「グロリア・レジデンス」としたいと思います。
 
<初出:2018.12>