Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ベルギービールとコロッケ

 今回の欧州出張は、なかなか予定の詰まった2泊4日である。チェックインしたホテルでちょっとゆっくりしているうちに暗くなって、18時からディナーを兼ねた現地企業との打ち合わせに出かけた。クリスマスシーズンなので、イルミネーションが点いていて、はしゃぎまわる観光客も何人かいる。気温は3度。

 
 目指すのは、グラン・プラス北側のレストラン街。旅行ガイドブックなどではぼったくりの店が多いと注意喚起されるエリアだが、現地の人が案内してくれるのだから間違いはないだろう。直ぐにガラス天井の回廊「パサージュ」に入り、少し暖かく感じた。

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 クリスマスの飾りつけだろうが、巨大な金色の球体がガラス天井から下がっている。子供のころに田舎の街で見た七夕飾りを思い出させる。(寒いのがちょっと違う・・・)パリのパサージュは、昔いくつか歩いた。荒天でも楽しくショッピングできるように19世紀に流行ったもので、ベルギーの中でもフランス語圏であるブリュッセルにあっても不思議ではない。
 
 日本人2人、現地企業の人2人でウインドゥショッピングをしながらゆっくり歩いて、案内されたのはパサージュの端にあるベルギー料理店。狭いテーブルをはさんで、僕以外は大柄な3人だが、みんな窮屈そうに座った。メニューは、全部フランス語。ドイツ語メニューなら半分以上わかる僕も、これには閉口した。英語メニューもないというから地元の人向けの店で、ぼったくりの危険はないと安心はできた。
 
 昨年ここに来た時に飲んだビール「Leffe」があったので、まずはそれ。前菜には、微かに読めたコロッケを選んで一安心。「Leffe」は、アルコール度数7%程度と強めのビール。ベルギー南部のムーズ川沿いの修道院で10世紀から作られている黒ビールだ。

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 コロッケ2個は熱々、サラダを添えて出てきた。日本風にビールと揚げ物のコンビで選んだのだが、コクの深い黒ビールにオレンジがかったポテトを揚げたコロッケはなかなか良く合う。ドイツともイギリスとも違ったビール大国ベルギー。このあとはカマンベールで赤白のワイン(銘柄不明)に進んだのですが、印象深かったのは、「Leffe」でしたね。また飲みたいです。
 
<初出:2017.12>