Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

Credit in Internet Economy(2)

 総じて、日本人のクレジット・カードについてのリテラシーは高くない。僕も「無くても不便を感じない」まま会社員ライフを始め、入社4年目に初めての海外出張に行くことになって、1枚目を作ったくらいである。

 クレジットの業界は、全体を統括する「ブランド」と法人・個人会員(利用者)を集める「イシュア」、利用可能店舗を束ねる「アクイアラー」に分かれる。買う側が商品等を騙し取るような人ではないと「信用」を付けるのがイシュア、売る側も不良品を押し付けるような店ではないと「信用」を付けるのがアクアイアラーと思えばいい。

 ICカードの項でも書いたが、1990年代に(特にアジアの新興国で)カード番号等を盗み取る手口で被害が急増し、セキュリティ性を高めるためにカードのIC化が進んでいる。エンボスとサイン、あるいは磁気ストライプだけでは犯罪を防げなくなったわけである。

 さてデジタル・エコノミー時代の決済はどうなっているかというと、手段そのものは特段変わっていない。僕はフライトの予約もコンドミニアムの予約も、クレジット・カードで行い決済している。デビット・カードという人もいるだろう。これらはいずれも長く信用を保ってきた決済手段であり、現時点でも大きなシェアを持っている。

 キーワードはやはり「信用」で、そもそも紙幣だって中央銀行が信用を付けてくれなかったら流通することはない。その昔は「兌換紙幣」で、金相応量と交換できる切符のようなものだった。それが金本位制から離脱して「不換紙幣」に変わったり、ドルショックを起こしたりして今に至っている。
 

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 そこに昨今加わってきたのが、"BitCoin" のようなネット上の仮想通貨である。日本ではマウントゴックス社の不埒な事件によって人気がないが、米国では堅実に取引額を増やして、社会決済システムの一角を占めつつある。

http://jpbitcoin.com/

 通貨としての「信用」は、中央銀行が付けているのではない。利用者みんなで付けている、というのが従来の貨幣等と違うところだ。

<続く>