若い世代の自民党支持率が向上していて、元々支持率の高い60歳以上と合わせて「U字型」の支持率分布を形成しているという。この記事によると、民主党政権の3年間良いことが無かったのでそれの懲りた経験をこの世代はより強くもっていて、現実解として自民党を選んでいるのだという。
何度か紹介しているように、日本に2大政党制を導入しようとして採用されたのが衆議院の小選挙区制度。選挙区で一番多くの得票を得た候補が議席を取り、1票足らなくても落選という「All or nothing」方式だ。これでは少数政党はもたないし、死に票が多いのは民意を反映しないと言うので比例代表というものが加わり、現在の小選挙区比例代表制になった。
民主党政権当時の何人もの閣僚が、かつては自民党にいた人だった。あの宇宙人鳩山元総理もそうである。しかし統治の経験が「党として」薄く、数々の混乱を招いた。この20年の失敗で我々が得たのは統治の経験(いい言葉ではないが)がある2大政党にする方法は、現時点の統治能力者・組織を2分するしかないということだろう。
<続く>