先日、久し振りに青い日系航空会社以外のビジネスクラスにのる機会があった。噂のユナイテッド航空である。もう６年ほど前になるのだが、成田⇒ワシントンＤＣ（ダレス）⇒ロンドン（ヒースロー）⇒成田と世界一周出張をしたことがある。その時、ダレス・ヒースロー間で乗ったのがユナイテッドのビジネスクラスに乗った最初の経験。
初めてボックス型のシートに収まり感激していたのだが、到着がずいぶん遅れイミグレーションにも時間がかかり、最終のヒースロー・エキスプレスに間に合わなくて困った記憶がある。今回は成田⇒ダレス便で、1700頃には到着するのでそのような心配は要らないのだが、実はいわくつきの便である。
前回ワシントンＤＣでの国際会議、僕たちは1100成田発の青い日系航空会社便で1100前にダレスに着いたからいいが、同じ会議に出る別動隊は1700成田発のユナイテッド便に乗る予定でキャンセルに逢ってしまった。翌日の日系便に替えた人もいたのだが、それだと翌日午前の会合には間に合わない。そこで彼らは、ハワイ・西海岸と乗り継いで、午前の会合にぎりぎり間に合ったのである。ほぼ24時間の大冒険になった。
そんなユナイテッド便をなぜ使うかというと、ずいぶん安かったから。僕の天敵は経理なので、そのご指示には忠実である。で、乗り込んでみると、なにか雰囲気が違う。窓側に２列、中央に４列のシートが並んでいる２－４－２配置は特に珍しくはないが、僕のシートは進行方向の逆、後ろ向きのシートなのだ。数えてみると、２４席の半分が後ろ向きシートだった。滑走路をタキシングしている間の感覚は、少々違和感のあるものだった。
食事や寝心地に問題はなかったが、できれば今後は日系航空会社にしたいですね。
＜初出：2017.6＞
