Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

函館限定のお酒

 函館旅行は、避暑が多い。暑いので、最初に呑みたくなるのはやはりビール。定宿のそばには、函館山の伏流水を上水道に供給する古い浄水場がある。銘水どころでもあるという。そんな水を使って、地ビール醸造も盛んである。赤レンガ倉庫街から少し駅寄りに、はこだてビールという大きなビヤホールがあって、ビールの醸造窯の隣でビールを呑める。ドイツ風の、ヴァイツェンやピルスがあるのでよく通ったものだ。

 

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 今回は意外と涼しくて、はこだてビールはパスしスペイン料理の店や漁師居酒屋に行った。他に家飲みの日も作ったので、お酒を買い込んできた。普通は焼酎で、定番は「喜多里(きたさと)」の芋を買ってくる。黄金千貫を使った本格的な芋焼酎である。喜多里には他に、じゃがいもや昆布焼酎もある。
 
  スーパーで初めて見かけたのが、ガスバリというワインかと見間違った日本酒。函館限定の純米酒だそうだ。僕は、若いころは日本酒党だったが最近はあまり飲まない。それでも好みは残っていて、吟醸にはこだわらないが、純米にはこだわる。限定という言葉にも弱く、ふらふらと買ってしまった。左が喜多里の芋、900ml、右がガスバリ、720mlである。
 
 それを市場から買ってきた新鮮なお刺身をつまみにして、少しづつ飲んだ。ガスバリは想定を超える美味しさ。やや辛口で、醤油をつけすぎない刺身によく合う。「限定」というのは本当だったようで、保存料などが入っていないのだろう。すっきりとした後口が印象的だった。
 
 日本酒の次は、焼酎の水割り。ガスバリは、イカやタイに良く合うが、芋焼酎はマグロやサーモンに合うような気がする。酔っぱらいかけているので判然とはしないし、お刺身がどれも美味いので「合う、合う」と言っているだけかもしれませんけれどね。
 
<初出:2017.9>