Cyber NINJA Archives

2016年からの旧ブログを整理・修正して収納します。

ブギスの四川豆花飯荘(前編)

 今年初めて、シンガポールに行く機会があった。短い仕事の滞在であったが、なかなか洗練された街であることはわかったので、今回家内と2人で行ってみることにした。ちょうど東京も真夏の時期、赤道直下でも海が近いしこちらの方が涼しいのではないかと思ったからもある。
 
 EZ-Linkカードを使って、地下鉄などが自由に使えるのはありがたい。キッチン付きのコンドミニアムも多く、暮らす感覚が味わえるのもいい。結果、リトル・インディア、チャイナ・タウン、アラブ・ストリート、マリーナ・ベイエリア、シティ・ホールなどを巡り中心部の一通りの感覚は得ることができた。最初の滞在に選んだのは、ブギス駅に近いコンドミニアム。このあたりは旧市街地の外郭にあたり、古い建物や通りがいまでも多く残っているのがうれしい。

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 中華系の人たちが多いこの国で、中華料理店が多いのはあたりまえである。しかし、中華料理と言っても、北京・広東・四川・上海等々いろいろな地方の料理の総称である。これらの料理は非常に異なるものがある。台湾で行った店では、北京料理と銘打ちながら四川や上海、広東の料理が食べられる。それでは、ここシンガポールではどうか。
 
 圧倒的に多かったのが、四川料理店。ここの暑さに似合うのは、古来猖獗を極めるという四川地方(蜀の国ともいう)の料理法なのだろう。写真はコンドミニアムのそばにある四川料理店で食べさせてもらったマーボ豆腐である。この「四川豆花飯荘」は東京駅前新丸ビルにも支店がある有名店。マーボ豆腐は日本でもおなじみの料理ではあるが、辛さがちがう。とうがらしではなく、山椒の辛さなのだ。ヒー、としびれてしまってせっかくの紹興酒の味もわからなくなった。結局全部食べ切ることもできず、撤退する羽目に・・・。
 
<続く>