ウィーンへの１週間単位の滞在旅行には、２回出かけた。昨年無くなってしまったのは残念だが、オーストリア航空の直行便が適切な時間にあり、成田を11:00に乗れば現地時間16:00にはウィーン空港に着くことができた。ウィーン空港からは市街行きのバスに乗り、30分くらいでモルツィンプラッツという停留所に着く。
この空港バス停は、リンク大通りにも近く地下鉄スゥエーデンプラッツ駅や市電の駅も指呼の距離。何よりいいのは、予約してあるアパートメントまでわずか２ブロックで行けること。
旧市街１区の６階建ての建物を改装してアパートメントにしたのが"MyPlace Premium Apartments City Centre" である。１階部分にはスーパーマーケットの"SPAR" も入っている。60～70㎡くらいの広さの１ベッドルームスイートで、立派なキッチンもある。電子レンジがひどく高いところにあったり、食器類が重すぎる"German Size" であることを除けば家内の満足度は高いようだ。
部屋の色調は濃淡ある茶色で統一されていて、落ち着いた雰囲気。メゾネット型に泊まった時はその開放感に驚いた。サービスも上々、ハウスキーピングには２人で来てくれて、階段まで念入りに拭いてくれる。話した感じでは、東欧系の人らしい。フロントのいかにもゲルマンというお姉さんよりは、少し表情が柔らかい。
地下鉄・市電はもちろん、有名なグラーベン大通りや王宮も徒歩圏内。以前述べたようにウィーンの旧市街はリンク大通りの内部だから、けっして広くない。シュテファン寺院やフィアカー乗り場までも徒歩５分くらいで行ける。
狭いけれど屋上テラスもあって、ここからはウィーン市街とそれを囲む丘陵地帯まで見渡すことができる。結局６月と11月の２回出かけ、いずれものんびり１週間暮らすことができた。あれから難民流入などあり、ウィーンも以前ほどは落ち着けないのかもしれないが、そのうち適切なフライトが開設されたら、また行ってみたいところです。
＜初出：2017.1＞
