今の職場にも近い八重洲地下街には、多くの飲食店がありこれまでも何軒か紹介してきた。その中に最近はあまり利用していないが、旭川ラーメン「遊亀亭」がある。名古屋の事業所に勤務していた20年以上前には、新幹線に乗る前にラーメンでお腹を満たして列車に駆け込む、というような使い方をしていた。
なぜ足が遠くなったかというと、若いころと違って少し重く感じるようになったから。売り物は「塩バターコーンラーメン」で、塩スープが大好き、コーンも大好きという僕には格好のメニューだった。旭川なら醤油スープだろうと思うのだが、この店には塩も醤油も味噌もある。
「塩バターコーンラーメン」は、昔はもう少し安かったような気もするのだが、現在830円。これを特価で780円で販売していますよということ。ただ、未だに830円で売っているのを見たことはない。公正取引委員会ではないので、特にめくじらは立てないが。
今夜は会議で遅くなったので禁酒にしようと思いながら帰路につき、久し振りに「遊亀亭」にやってきた。やっぱり頼むのは「塩バターコーンラーメン」。チャーシュー１枚、メンマが少々、コーンはたっぷり、ゆでもやしとネギがトッピング。その上にトースト３枚分くらいありそうなバターの固まり。ちょっと多すぎるようだが、スープを全部飲まなければいいだろうと（食べる前には）思う。
このバターを徐々に溶かしながらスープに混ぜ、味の変化を楽しむのが好きだ。ちょっとスープの塩加減が以前より薄い気がしたのだが、ひょっとして海外出張が多くて濃い味に慣れてしまったのなら心配･･･。
＜初出：2018.3＞
